筆者の覚醒物語

ホメオパシー効果体験談 レメディでスピリチュアルに覚醒した実話(6)

2010年にオースオラリアにて重度のパニック障害を発症。自然代替医療であるホメオパシーで治療を続けたところ、次第にスピリチュアルで不思議な体験をする様になる。2014年に壮大な一瞥体験をし、悟りの世界を垣間見るも、パニック障害は完治せず。その後、1000年以上も前の古いの先祖の魂たちの除霊へと展開してゆく。

現在も続いている真実の探求の実話。第6話

帰宅してから僕は、そのがん細胞の波動をコピーして作られたレメディを服用した。なにかドロドロとした液体を頭から被り、それが身体にじわじわと浸透していく、何か嫌な感じがした。レメディを服用して1週間が経っても、特に変化はなかった。

パトリシアに相談すると、もう一度レメディを服用した方が良いとの言っていた。僕は、彼女の指示に従いそのレメディを再度服用した。

やはり、ドロの様な粘性のある液体を頭のてっぺんからかけられた感じがして、気分の良いものではなかった。

ただ、僕が今までひた隠しにしていた何かを呼び起こそうとしている嫌な感覚はあった。その後も特に体調に変化はなかった。

無意識の奥底でグツグツと煮えたぎり、化学反応を待ってるようだった。

2010年は、僕にとっても家族にとっても大変な年となった。2年前に娘の千鶴が生まれたが、食べ物アレルギーがひどく、食べられる品目が非常に限られていた。

千鶴が安心して食べられる食事は、人参、トウモロコシ、さつまいも、キュウリ、スイカ程度だった。白米やバナナですら、アレルギー反応を起こしてしまうのだ。

幼い彼女は一体なにを食べて大きくなるのか?僕たち夫婦は、娘の将来に不安を感じた。幸いにして、ラム肉とカンガルー肉はアレルギー反応も少ない事がわかった。

そう、カンガルー肉。地の食べ物が一番体に良いとは良く言ったものである。

僕たち夫婦はステロイドは使用しないと決めていた。経験上、ステロイドは表面上の症状を抑えるだけで、根本原因の解決にはならないのだ。

後年にパトリシアから学んだことだが、肌に湿疹が現れるのは体が毒素を外に排出しようとしているのであり、ステロイドがそれを抑えてしまうと、今度は症状が呼吸器系に移動するのである。

例えば、喘息になる。さらに、その呼吸器系の問題を薬で抑えてしまうと、症状が内臓疾患へと移動していくのだ。つまり、病気の症状は比較的重要でない器官(肌)から重要な器官内蔵、心臓へと移行していくのだ。

その良い例が、以前にあった。千鶴のアトピーを治そうと、妻が水素水を飲ませ始めた。それでも、アトピーは改善する気配が全く見られなかった。妻が水素水の販売元に相談したところ、水素水を1時間おきに飲ませる様にとの事だった。

アドバイスどおりに水素水を飲ませる頻度を増やしたが、特に変化はなかった。だが、数日後に、千鶴のアトピーの症状が徐々に悪化してきたのだ。

最初は、発疹が両腕の周りだけだったのだが、日を追うにつれて全身に広がり始めた。

両腕、お腹、首、両足、アトピーが全身に広がり、全身の皮膚がただれ始めたのだった。あまりにもアトピーの症状が突然ひどくなったので、水素水が千鶴の抱えている潜在的な問題を表面に押し出しているとは、妻も私も気が付かなかった。千鶴のアトピーが悪化していくのに動揺していた。

家内は、レメディで対応しようとマテリアメディカと格闘していたが、どのレメディを与えても劇的に良くなる事はなかった。

僕と家内は10日くらい色々と手をつくしたが、皮膚が化膿しはじめたのでギブアップして皮膚科に連れて行くことにした。皮膚科で、抗生物質の飲み薬と、ステロイドの軟膏をもらって帰ってきた。

クスリをあたえると、1日でアトピーの症状が劇的に改善し、2−3日で千鶴の肌はツルツルになった。「よかったね、ちーちゃん」と家族3人で喜んだ。

ところが、1週間後に千鶴が熱を出したのである。

千鶴は高熱をだし学校を1週間ほど休んだ。熱は、収まったものの咳の症状だけが残り苦しそうだった。

そこで、ようやくパトリシアの事が脳裏に浮かび、千鶴をパトリシアにつれていく事にした。経緯をパトリシアに話すと、「ステロイドと抗生物質で症状を抑えたから、症状が呼吸器系に移ったのよ」と指摘した。

「アトピーのがひどかった時に連れてくれば良かったわね、100%その症状に合致したレメディを与えていれば、根本的に良くなったわよ」とパトリシアは言った。

その話を聞いて、ああ、そうかと僕達夫婦は納得した。ホメオパシーでは、症状はおさえるのではないのは、出し切るのだ。

第7話へ続く

Inspired by SeaZero