水平線の彼方に

降りてきた龍神

「降りてきた龍神」

「なぜ、最上川に行くのだね?そんなところに行っても何もないだろう?」

僕の肉体に降りてきた巨大な龍は話を続けた。目の前には、龍蛇族の末裔である瞑想家の山鹿先生が座っている。

巨大な龍のエネルギーは想像以上に大きく、トランス状態にある僕の体は左右に大きく揺さぶられる。

椅子から滑り落ちてしまうのを必死にこらえながら、湧き上がる龍のエネルギーを言葉に変換しメッセージを伝えようと必死になっている。

龍は僕の体を通し、先生に何やらメッセージを伝えようとしている。

「何もないのに、なぜ、わざわざそんなところに行くのだね?お前が探しているのは、ここにあるのじゃないのかね?そうだろう?」

チャネリングの醍醐味は、龍体のエネルギーを、どれだけ忠実に言葉で表現できるかにかかっている。しかも、そこに自分の意図やエゴが乗っていてはいけない・・

龍の荒々しいエネルギーが僕の肉体を翻弄させる。いままで、数々の龍の霊体が体に降りてきたけれども、この龍はとてもパワフルでエネルギーに満ちあふれている。

僕は今まで何度もチャネリングをやってきたが、こんなに激しくエネルギーが動く龍は初めてだ。

龍は一体だけじゃない・・と僕は思った。

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「私のからだを鏡にして見てごらん、一体そこに何が見える?」と龍は話しかける。

先生は龍の圧倒的は迫力に動揺している様にも思えた。

”語れるべきストーリは必ず語られる…”と、どこからか龍神の声が聞こえてくる。

まるで架空の話の様に聞こえるかもしれないが、ここで語られる物語は、僕が体験してきた本当の話しだ。

「六甲山の麓にて」

2021年5月の下旬、僕は神戸にある先生の自宅にお邪魔していた。

空はどんよりと厚い雲に覆われていた。ベランダからは霧に霞んだ六甲山がすぐ目の前に迫っている。尾根を霧がゆっくりと、降りてくる。

3ヶ月程前まではシドニーに住んでいたのに、コロナ禍の大変な時期に龍神達に僕は呼ばれた。

僕はベランダにたったまま、右手を空宙でぐるりと回し、丸い球体を作った。

その球体のエネルギーと重みを手のひらで感じ、空中へと放った。まるで、丸いシャボン玉を飛ばしている様だ。

シャボン玉の様な、真球をいくつも曇った空に放っていると、次第に曇り空に切れ間ができ、その隙間から青空が見えてきた。

六甲山は僕にとって、特別は土地だ。

覚えているだろうか?太鼓の昔、僕たちの住んでいた地球上の意識はいまよりもずっと澄み切っていた。

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