聖母マリア
私は、あなた方のことを一時も忘れたことはない。
あなたとともに、伴にいることを思い出して欲しい。
柔らかな陽射しが、
あなたと、家族、友人、会社の人々、ふだんの生活ですれ違う人々を照らし、
大慌てで電車に乗り込む人、
むっつりと不機嫌な顔をして、座っている人
そんな人々の中に私はおります・・
そんな日常の生活の中にいるのです。
楽しい日もあれば、ボタンを掛け間違えたように、
上手くいかない日もあるでしょう。
人間は、一人ぼっちで生きていくことはできず、
二人ではまだ寂しすぎ、
三人いれば、少し楽しくなり、四人いれば華やさと、
多彩な色が射し込むでしょう。
奇跡は、願う必要はなく、
奇跡は、おこす必要もなく、
朝、あなたは目覚め、真っ白な一日が始まる
手つかずのいち日が始まる、
それ以上に何も願う必要なく、私の前で祈る必要もなく、
輝ける生命の躍動の中で、普段の生活が営まれ、全てが起こっているのです。
私はいつも、あなたの傍にいて、
そのことに、ほんの少し気がついてくれるならば、
「おかえりなさい」と、
私はあなたの耳元でささやくでしょう。
2021年12月6日