本レビュー

中野真作さん 本レビュー「私」という夢から覚めて、わたしを生きる

ホメオパシー療法で、パニック障害を治療していたところ、思いがけずに、強烈な一瞥体験をした。2014年12月の事だった。

一瞥体験とは、「悟り」の世界を垣間見る、悟りの感覚がまだ定着していない状態の事である。

その当時の感覚は、いつも感じている「自分」を客観的に眺めている、もうひとりの自分の存在に気づいているのだ。

つまり、自分が2人いるのである。いつもの自分本当の自分。本当の自分は、ただ、人生を眺めている存在だったのだ。そして、そこには愛が溢れていた。

ところが、そんな、一瞥体験の感覚 は、数ヶ月を経て徐々に色あせていった。

あの、一瞥体験の感覚を取り戻したいと思っていた時期に出会ったのが、

中野真作さんの著書「「私」という夢から覚めて、わたしを生きる」だった。

「私」という夢から覚めて、わたしを生きる

中野真作さんの本を読んで最初の印象は、幼少期からの感性、敏感なことろが自分と似ているなという感覚だった。

何かこの物質的な人生にうまく馴染めていない所、もっとそれ以上のものがあるのではという部分に共感を感じた。

中野さんは、「沈黙」という言葉よく使われる。その「沈黙」という表現が僕にはとても、しっくりときた。「空」、「無」などの表現もあるが、「沈黙」なのである。

ぼくにとって、沈黙とはあえて静かにしている状態の様に感じるのだ。無というと、何もない空っぽの様だが、沈黙とは大いなる存在があえて静かにしている状態の様だ。

つまり、沈黙とは無限の可能性を生み出す根源なのだ!

だから、僕には中野真作さんが言う、「沈黙」が、とてもしっくりとくる。

本当の私は「沈黙」と思い出すだけで、ああ、そうだった。私は沈黙だったのだ。

次の瞬間に僕は、安堵とともに深い沈黙の中へ引きずり込まれていくのである。

中野真作さんの本”を「私」という夢から覚めて、わたしを生きる” 読んで、なんだか、自分の仲間に出会ったようだった。

中野真作さんと、直接話をしてみたいと思うようになった。

さっそく、「スペースまほろば」のホームページを覗いてみると、中野さんが一瞥体験者むけに、スカイプのセッションを低価格で行っている事に気がついた。

僕は、その日のうちに中野さんと連絡を取りスカイプセッションをお願いした。

中野真作さんとのスカイプセッション

初めてのスカイプ・セッションは、2018年の2月だった。

想像してた様に温和な方ですぐに親しみが湧いてきた。中野真作さんが放つ暖かなエネルギーは、特別だった。「中野温泉」って呼ばれている意味が良くわかった。

中野さんの得意なヒーリング・テクニックに、お互いに眼を見て、自然に湧き上がってくる言葉を伝える手法がある。

これは、海外ではアイ・ワーク(eye work)と呼ばれていて、ヒーラや、覚醒者が使うテクニックだ。

ライトワーカーのマーティンや、サイキックのアビリルと一緒だ。(詳細は別投稿をみてね)

僕の場合、相手の眼を見ていると、体の中でエネルギーが動き始め浄化のプロセスが始まる。場合によっては、負のエネルギーを嘔吐するかのように吐き出す事がある。

中野さんの「アイ・ワーク」はとても暖かだった。

中野真作さんとのスカイプセッションでの不思議な体験 その1

僕は、過去の経緯から霊感がとても強い、神様のエネルギーを感じたり、悪いエネルギーを感じたりする。

ある日、中野さんとのスカイプセッションで「アイ・ワーク」を始めた。スカイプなので、スクリーンに写っている中野さんの顔を見つめていれば良いだけなのだ。

中野さんはスクリーンの中で微動だもせずに僕の事を観ている。ところが、、不思議な事が起こった。

中野さんは、静止しているにも関わらず、僕が瞬きをする度に中野さんの表情が変わるのだ!!

あるときは、にこやかだったり、次の瞬間は少し怒った表情で、また次の瞬間は悲しげである。びっくりして、何度も眼をパチパチすると、パラパラ漫画(?)をみているかの様に、表情が次々と変わっていくのだ。

あっ、沢山の顔をもっている神様・・梵天様?千手観音?が中野さんの一緒にいるのだ。背後というよりも、一体化している感じだ。と、僕は気がついた。

「中野さん、神様が一緒にいらっしゃいますよ」と僕が伝えると、それは、あなたの世界にいるのです。と優しく答えてくれた。

うん、確かにそうなのだ、「自分」がこの世界を作っているのだから。

中野真作さんとのスカイプセッションでの不思議な体験 その2

また別のスカイプセッションの日には、僕は気分をかえてシドニー海辺にある公園から中野真作さんとスカイプセッションをやってみた。

最初はビデオ(動画)でのセッションだったが、途中からネットが頻繁に切れる様になり、音声だけでのセッションになった。

ところが、音声のみのセッションになった途端に、中野さん持っている沈黙のエネルギーが大きくなり、僕の事をつつみ始めた。

中野さんに「沈黙から立ち上がってくる世界を見るのが好きです」と伝えると、僕の全身をビリビリと宇宙のエネルギー巨大が流れ始めた。

最初の一瞥体験で経験した宇宙エネルギーと同じものだ。

そのエネルギーは、中野さんも感じていた。シドニーと日本は何千キロも離れているのに、沈黙・空の空間には距離は無いのだ。

僕たちが、沈黙について話はじた時には巨大な宇宙エネルギーはやってきた。やはり、宇宙・この世界のあらゆるものは、沈黙から立ち上がっているのだ!

その沈黙からた立ち上がっている世界は、実は愛そのものなのだ。だから、私達は愛できているし、私達は愛そのものなである。

Written by Chand Simran